【ポケカで学ぶ】行動経済学の理論をポケカで解説~なぜ俺達はオリパを買い続けるのか~

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ニコタ
ニコタ

皆さん、ポケカライフを

満喫していますか?

皆さんはポケカをしていてきっと、

ポケカ初心者
ポケカ初心者

またオリパ

買っちゃった…

ポケカ<br>好きさん
ポケカ
好きさん

オリパ買うの

やめられないんだよねぇ

ポケカ<br>始めたい人
ポケカ
始めたい人

何でだろう?

…とこんな疑問が出てきたかと思います。

この記事を読んで頂く事で、

なぜ俺達はオリパを買い続けるのか


が分かり、ポケカを続けていく上での

ヒントになりますよ。

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目次

なぜ行動経済学✕ポケカの記事作ったの?

今回は、ニコタが好きな行動経済学について、同じくニコタが好きなポケカを例にして
わかりやすく解説していきたいと思います。

みなさんが普段何気なく行動していること、よくよく
振り返ると行動経済学の色んな原理に当てはまっています。

普段ポケカばかりしている人も、ちょっと一息
つけるような内容になっていますので、
少しでも行動経済学が気になる人は、
ぜひ最後までご覧くださいね。

動画でも解説しています。

今回は、三部構成にしています。

  1. そもそも行動経済学って何?
  2. ポケカで学ぶ行動経済学の理論7選
  3. 俺たちはどう生きるか

それでは解説していきます。

そもそも行動経済学って何?

行動経済学と経済学の違いの観点で解説していきます。
経済学とは、日常生活を取り巻く経済や経済活動
の仕組みを研究する学問です。
基本的に、経済学では、人間が「合理的な行動」
をとることを前提とします。

それに対し、行動経済学は「人間が合理的でない行動」
をとることを前提とする点が主な違いです。
行動経済学では感情・意思決定のクセなど、
心理学の領域も研究対象になります。

これをポケカに例えると、ナンジャモのSARを
買おうとしたときに、経済学的には、合理的な行動をとる、
つまり、目的、予算が明確あってムダがない
状態で買うことを提としています。
対して、行動経済学的には、合理的でない行動、つまり
思考のクセ、例えば、今しか買えないから貯金ないけど
とにかく買っておこう、というような
非合理的な判断がされた上でナンジャモ
を買っている、と言い換えることができます。

では具体的にどのような行動が、行動経済学的な理論
になるのでしょうか。
次の章で詳しく解説していきますね。

ポケカで学ぶ行動経済学の理論7選

第二章では、行動経済学の理論7選をポケカに
例えて分かりやすく解説していきますね。

ハロー効果

ハロー効果とは、人が何かを判断する際に、
見た目や一部の特徴に左右されてしまうことを
表した理論です。過去の経験や直感などに認識や
判断が左右される、心理学の「認知バイアス」の
ひとつに分類されます。

これをポケカに例えます。
あなたが、ジムバトルやシティリーグに出たとき、
相手のプレイマットが随分昔のものだったとき、
この人は古参だから強そうだなぁ、とか、
シャッフルやシャカパチの速度を見て、
かなり練習を積んでいるから強そうだなぁ、
と思ったことはありませんか。
これらは全てハロー効果です。
人は見た目で判断しがち、ということですね。
もちろん、相手の所作が気になるところではありますが、
一旦落ち着いて自分のプレイングに専念したい
ところですね。

サンクコスト効果

サンクコスト効果とは、今までに費やした費用や
時間が無駄になることをもったいないと考え、
さらに多くのコストをかけてしまうことを表した理論です。
人がサンクコスト効果状態の心理に陥ると、
非合理な判断を下す可能性があります。

これをポケカに例えます。
例えば、新弾で欲しいハイレアカードのタケルライコ
を手に入れるために、箱買いしたのですが、当たらなかった
ため、どんどん追加で購入してしまう現象です。
ここで止めたら今までつぎこんだお金や時間が勿体ない
じゃないか、という心理に陥ります。
ロマンを追い求めるのもいいですが、冷静に考えると、
内容は完全ランダムなため、確実性に欠けますよね。
シンプルにシングル買いしたほうが、結局安上がり
で済むのですが、ついつい箱買いしがちです。
もっと言えば、シングル値段も発売当初から数週間
すると落ち着くことがほとんどなので、冷静に判断
したいところです。

アンカリング効果

アンカリング効果とは、最初に提示された情報や数字を
基準にして、物事を判断してしまうことです。

これをポケカに例えます。
例えば、欲しいカードのシングル値段をメルカリで見たとします。
ふむふむ、暗号マニアの解読のハイレアは4000円か、では
カドショでシングルあるか探してみるか、ここのカドショでは
3200円で売っているぞ、かなり安いから買っておこう。
と言ったように、最初のメルカリ相場を基準に安いか高い
かを判断してしまいます。
これをアンカリング効果と言います。
もちろん相場感を見るために、このような行動を普段から
してしまいがちですが、これはあくまで相対評価ですよね。
そもそも、あなたのお小遣いの予算としては問題無いのか、
という絶対評価での視点が抜けていることがよくあります。
なかよしポフィンやプライムキャッチャーをごりごり買った
から今月のおこづかいを使い切ったのであれば、ついつい
買ってしまう行動を少し見直してもいいかもしれませんね。

現在志向バイアス

現在志向バイアスとは、将来得られる大きな利益よりも、
今すぐに手に入る利益を優先してしまうことです。
A「今10万円受け取る」か、B「1年後に11万円受け取る」
か尋ねられた際、目先のAを選択することが、
現在志向バイアスの具体例として挙げられます。

これをポケカに例えます。
例えば対戦の序盤で、後攻1ターン目からロストゾーンに
カードが4枚貯まったのでウッウで相手のひえくポケモンを
きぜつさせ、サイドを1枚とれる場面だったとします。
しかし、あと1ターン待てば、ミラージュゲート起動からの
ロストギラティナのロストインパクトを使って相手の主力
exポケモンをきぜつさせ、サイドを2枚とれる場面でもある
とします。
このとき、ついつい目先のサイド1枚に考えが及んでしまいます。
1ターン我慢すれば、サイドを追加で1枚とれる、つまりより
大きな利益が将来あるにも関わらず、今すぐ手に入る利益を
優先してしまいがちです。
これを現在志向バイアスと言います。
もちろんこれは盤面の状況にもよるので、先にサイドを
とったほうがいいということもありますが、選択肢として、
サイドを取らない場合のメリットも検討しておこうね、
という意味です。
現環境では、下手にサイドレースで先行すると、
カウンターキャッチャーによる逆転、まけんきハチマキ
や悪リザードンの打点アップ、リバーサルエネルギー発動
と注意すべき点が多々ありますので、そのあたりを考慮
したプレイングが求められますよね。

現状維持バイアス

「現在受け取れる利益を優先したい」と考える現在志向
バイアスに対し、現状維持バイアスは
「現在所有している利益・メリットを失いたくない」と
考えることです。

これをポケカに例えます。
例えば博士の研究が手札にある場面を想定します。
手札のほかのカードを見ると、すごいつりざおや
なかよしポフィンなど、今は使わないんだけど
なるべくトラッシュしたくないカードがあります。
ただし、他にドローソースはなく、博士の研究を
使ってエネルギーや進化先のポケモンを引き込み
たい盤面でもあります。
このとき、現状維持バイアスが働いてしまい、
現状受け取れる利益、つまり手札にあるグッズの
ほうを優先してしまいがち、という心理です。
もちろん、この考えは重要ではあるのですが、
対戦全体を見た上で最適なプレイングと言えるか、
という先を見据えた視点は持っておきたいところです。
この番、大切なグッズをトラッシュしてまで、
盤面を展開してサイドレースで有利をとっていきたい
場面であれば、現在から未来に視点を変えていきましょう。

バンドワゴン効果

バンドワゴン効果とは、多数の人の発言や態度に
自分の行動が左右されてしまうことです。
群衆行動や同調行動と表現することもあります。

これをポケカに例えます。
例えば、ポケカ界隈で有名なインフルエンサーが
発案したデッキがエックス上で盛り上がり、
環境に影響を及ぼしたとします。
このとき、自分も多数派の意見に従ってそのデッキを
作ってシティリーグに出ようかな、という
お気持ちになります。
これをバンドワゴン効果といいます。


実際にデッキパワーがあれば影響力のある人に
同調して行動することもありと言えばありです。
但し、その中で忘れてはいけない視点があります。
それは、あくまでもデッキをコピーしただけ、
ということです。
どういうことかと言うと、デッキは同じかもしれない
ですが、そのデッキの回し方や対面の違いによる
プレイングは一朝一夕では真似できない領域ですよね。
つまり、デッキを組んだもののどう回せばいいか分からない
し、自分には難しすぎる、と言った経験が誰でも
一度はありますよね。最近ではロストカイオーガなどが
それに該当するかと思います。
みんなが使ってるから、みんなが強いって言ってるから、
という理由でバンドワゴン効果に支配される前に、
自分はこう考えるからこのデッキを使うんだい、
と自分の意見をベースに行動したいところですね。

ピークエンドの法則

ピークエンドの法則とは、感情が最大限に動いた地点を
ピークとし、一連のイベントの終了時点をエンドとし、
イベントの全体的な印象は、ピーク時とエンド時の
気持ちによって決まるという心理効果です。

これをポケカに例えます。
例えば、初めて参加したジムバトルを想定します。
使用デッキはディアルガVSTAR。
むちゃくちゃ緊張して結果は一勝三敗。
でも最後の対戦は勝利することができて良かったなぁ
それに、対戦には負けたけど、スタークロノス
を一回使うことができて満足してるぞ。

この事例のように、スタークロノスが打てたときの
ピーク時と、最後に一勝できたときのエンド時の
気持ちによってジムバトルデビュー戦の感想が
ポジティブな印象だった、という風に繋がりました。
これをピークエンドの法則と言います。
実際は3回負けているので、反省すべき点も少なからず
あるかと思うのですが、このままでは反省が活かされず
次回参戦するジムバトルでも同じような結果になるかも
しれませんね。
もちろん、ポジティブに考えることは必要ですが、
アメとムチのバランスも大切です。
一しきり悦に浸ってあとは、改善点も振り返って
次の対戦で活かせるように改善のサイクルを回して
いきたいですね。

【まとめ】俺たちはどう生きるか

私達ポケカプレイヤーは、日々非合理な
行動によって動かされていることが分かりました。
では、実際に今日からどうやって生きていけばいいのか、
この第三章でまとめてみました。
ポイントは3つです。

  • 自分の行動を振り返る
  • 自分の思考のクセを知る
  • 自分の頭で考える

1、自分の行動を振り返る。
あなたがカドショに寄ったときの行動を振り返ってみて下さい。
知らず知らずのうちにオリパに手を出していませんか。


2、自分の思考のクセを知る。
無意識のうちに思考して行動していること、つまり自分のクセは、
行動経済学の法則のどれかに当てはまっているかもしれません。
自分の思考のクセを知るいい機会になりますね。


3、自分の頭で考える。
これが一番大事です。周囲のバイアスに流されず、自分の意見で
イエスノーが言えることが最強ですよね。

自分の行動や思考のクセが分かったかと思いますので、
上手に自分と付き合い、デッキも経済も上手に回せて
いけることを心からお祈りしています。

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